バンクーバー五輪が開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。一方で、夏の競技もまた、先を見据えた熱い戦いが始まっている。例えば柔道は、ヨーロッパ各地で開かれている国際大会それぞれに日本代表選手を派遣。その成績が今年9月に東京で行なわれる世界選手権の代表選考にもかかわるだけに、選手たちは必死だ。
そして競泳もまた、開幕への動きが本格化している。注目されるのは、新しい規定のもとで作られた水着が、どのような変化をもたらすかということだ。
競泳は昨シーズン、ポリウレタンやラバーなど水を通さない素材を使用した、いわゆる「高速水着」が席巻。とくに昨夏の世界選手権では、信じられないほどの好タイムが続出し、世界新記録は前大会の14個の約3倍にあたる43個。その中には、これまで実績のない選手もいたことから、一昨年の「レーザー・レーサー」に始まった水着騒動は輪をかけて拡大した。
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photograph by KYODO