凄まじい戦いだった。
1月24日に行なわれたトップリーグ・プレーオフ準決勝。秩父宮で目撃した東芝×サントリーは、一瞬も目の離せない攻防がこれでもかと繰り返された。東芝FB立川剛士の閃き溢れるラン。サントリーWTB長友泰憲の地を這う突破。サントリーのグレーガン、東芝のベイツが見せた極限の危機管理とチャンスへの反応。日本でプレーするトップ選手たちがファイナル進出をかけて激突した、重厚かつ緻密で、タフさを極めた80分間。本号が世に出る頃には決勝が終わっているが、長いシーズンを戦い抜いたトップリーグ戦士たちに、改めて感謝である。
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photograph by Yukihito Taguchi