合宿3日目。豪雪＆雷の砂丘で得たサングラスの効能。

　3日目、外は吹雪を超えて、豪雪だった。雷まで鳴る始末……。だけど先の精神修行という意識と、お菓子で餌付けされたこともあり、しぶしぶ砂丘に向かうことに。

　この風が荒れ狂ったように吹いている中、走れたのはやはり大きかった。あれだけの風でサングラスが飛ばないこと、それにサングラスが紫外線だけじゃなく、砂塵予防にも役立つ事が分かった。またこれまでは気温を特に気にせず練習していたが、これだけの寒さを経験するとサハラの昼は50度、夜は5度の気温変化の怖さを認識せざるをえなくなった。

　でも、暑さ対策なんてやりようがない。どうしたものか。

　昼からは少し晴れ間が見え始め、この日は3時間で20km走る。誰もいなかったので、ひたすら山のような砂丘を登る。再び売店の方に会うと、まさかこの悪天候の中来るとは思わなかったと、試食用のお土産を3箱もいただく。

　なんて素敵な方だ……記念に写真も1枚。

　初日は帰りたくて仕方がなかった、そんな鳥取ともお別れとなると、やはり寂しいものがあった。夏に来ると、また違った姿を見れるのかもしれない。ありがとう鳥取！　ありがとう売店の山部聡美さん！

サハラマラソン挑戦を通じて大地震被災者の方々への支援を。

　鳥取砂丘合宿から帰るために新幹線に乗っているとき、東北地方太平洋沖で地震が発生した。

　当初は「砂」を求め千葉県の九十九里浜に行く予定だったので、自分も被災していたかもと考えると恐ろしい……。新幹線も止まり、東京まで帰れず、大阪の実家で立ち往生となった。

　自分は、阪神淡路大震災の被災者だ。

　当時は助けられた側なので、今回は何かしたいと思う。折しも、たくさんの方に見てもらえる「連載枠」をいただいているので、何かメッセージを出せないかと考え「JustGiving」を通じた支援を始めました。

「JustGiving」は、誰かが何かにチャレンジすることで、支援したい団体のためにネット上で寄付を集めるプラットフォーム。自分もサハラマラソンへの挑戦を行っている最中なので、チャレンジを掲げてみました。支援先はCIVIC FORCEという、被災者一人ひとりの視点を最大限重視、企業・行政・地域とも連携し、素早く、かつ質の高い支援を提供してくれる団体にしました。

　もしよければ、こちらの方もご覧下さい。

追伸：以前紹介した別の砂漠マラソン「アタカマ・クロッシング」が最近ありました。樺澤さんをはじめ、佐藤さん、新井さん、岡部さん、宍戸さん、岩瀬さん、村上さん、日本人参加者全員が完走！　樺澤さんに至ってはなんと9位！　おめでとうございます!!