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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
巨人新監督・松井秀喜氏が語っていた“後輩・岡本和真”メジャーでの伸び代「また変わってくる」「僕はそうだった」183三振と引き換えに手にしたもの
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byYuki Yamada
posted2026/10/31 17:01
メジャー1年目の岡本について語っていた松井秀喜氏
6月には打率.286、7本塁打、20打点、OPS.913でア・リーグの月間最優秀新人に選ばれた。ただ、同月も102打席で33三振だった。三振の増加は割り切って、メジャーのパワーピッチに負けない力強いスイングを優先した。三振を避けるためにバットに当てに行くような打撃は岡本の成長にも、長期的なチームへの貢献にもつながらない。
岡本が期待を担うブルージェイズの事情
打者にとって究極の理想は、長打力を保ちながら、振ると決めた球をインプレーにする精度を高めること。甘い球を空振りやファウルにせず仕留め、難しい球は見極める。実現するのは容易ではないが、そこに近づける手段はある。今季得た投手ごとの感覚や、打席内の調整を、次のシーズンの打撃へつなげ、成長を期す。
岡本のさらなる成長を必要とする事情は、チーム側にもある。昨季のア・リーグ王者としてワールドシリーズへ進んだブルージェイズは、今季79勝83敗。激戦の東地区で最下位に沈んだ。東地区は地区優勝したレイズがワールドシリーズに進み、ヤンキースとレッドソックスもポストシーズンに進出した。ブルージェイズの152本塁打、648得点はいずれもメジャー最少だった。主砲ブラディミール・ゲレーロJr.の復調に加え、1年目から打線を支えた岡本の成績の上積みも、巻き返しの力になる。
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1年のレギュラーシーズンを3試合残してポストシーズン進出への可能性は消えた。
「もちろんプレーオフを目指していた。僕も初めてのシーズンでやっているからには1位になりたかったです」
岡本はあえて予想外の低迷を招いたチーム全体について言及することを避けた。ルーキーとして、環境に慣れ、チームメートになじみ、日々結果を出すことに集中したことを強調した。
「チームのことを僕は語る立場にないです。自分のことで精一杯、やっていました」
4年契約は来季、2年目に入る。岡本が1年目に残した課題を克服できれば、停滞した打線を押し上げる力は増す。メジャーで1年を戦った経験を糧に頂点を目指す。 〈前編も公開中です〉

