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岡本和真が証明した「93億円の価値」メジャー1年目は33本塁打、92打点…データが物語る「ハイスピードボールへの対応力」「得意な守備で大苦戦」その理由 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/10/31 17:00

岡本和真が証明した「93億円の価値」メジャー1年目は33本塁打、92打点…データが物語る「ハイスピードボールへの対応力」「得意な守備で大苦戦」その理由<Number Web> photograph by Yuki Yamada

メジャー1年目で大きな手応えを得た岡本

 新天地への順応は早かった。英語を話せない難しさはあったが、周囲のサポートが活躍を支えた。

「もともと苦に思っていたわけではないです。初めからしんどかったわけではない。生活はみなさん優しいので快適にやらせてもらっています」

 持ち前の大らかさで、チームに溶け込んだ。

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 ブルージェイズでの打撃部門は「6冠」だった。本塁打と打点に加え、81得点、59四球もチーム最多。長打率とOPSも規定打席到達者の中でトップに立った。とりわけ、主砲ブラディミール・ゲレーロJr.の不振を補った意味は大きかった。ゲレーロは昨季の23本塁打、84打点から、今季は9本塁打、57打点、OPS.688へ落ち込んだ。岡本に続くチーム2位の本塁打数もジョージ・スプリンガーの15本。チーム2位の打点は59だった。主軸が打てない苦境に陥った攻撃を、新人の33本塁打と92打点が支えた。

 33本塁打はア・リーグ6位でホワイトソックスの村上宗隆の35本に次ぐ新人2位だった。ア・リーグ9位の92打点は、日本選手のメジャー1年目として2003年の松井秀喜(現・巨人監督)の106打点に次ぐ歴代2位という数字だ。26二塁打を加えた59長打も、同年の松井と並ぶ最多タイ。巨人の4番として培った力を新たな環境でも発揮した。

軽々乗り越えたハイスピードボールの“壁”

 初対戦の多いメジャーの投手に対して、通用したものは何だったのか。球速別に打撃成績を分けると、岡本の強みが浮かび上がる。

「ベースボールサバント」によると94マイル(約151km)以上の速球に対して、岡本の長打数は21本。メジャーで4位に相当する多さだった。さらに94マイル以上に対して13本塁打はパドレスのマニー・マチャドの15本に次ぐ2位タイだった。

 全33本の約4割を、94マイル以上の投球から放ち、メジャーのハイスピードボールへの対応力を証明した。日本で6年連続30本塁打を放ったパワーとスイングは、メジャーの球速に直面しても十分に通用した。

【次ページ】 得意な守備で20失策…意外な課題

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