テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「敗北の瞬間バットを握ったまま」しかし大谷翔平は取材終了後ふと笑った…復活弾もドジャース3連覇の夢が潰えた夜、山本由伸にかけた何気ない一言とは
posted2026/10/21 17:02
ワールドシリーズ3連覇への道は潰えた。それでもドジャースと大谷翔平の歩みは続いていく
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Sean M. Haffey/Getty Images
ブルワーズの前に、4連敗でワールドシリーズ3連覇への道を閉ざされたドジャースと大谷翔平。テレビに映らない現場の空気感はどのようなものだったのか。〈随時配信〉
午後9時まで続いた大谷の秘密練習
15日の第4戦。ロバーツ監督は大谷を再び1番に戻した。試合前、その判断理由を説明する中で、2日前の夜の話がさらに具体的になった。
「一昨日の夜、彼は午後9時まで残って練習していた」
午後9時まで。一体、何に取り組んでいたのか。それだけの練習量をこなせるほど、コンディションが回復しているということなのか。
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気になり、同僚の通信員と手分けして追加取材に動いた。練習を見守っていたヘッドアスレチックトレーナーのトーマス・アルバート氏から話を聞くことができた。
「かなりの量の練習だった。一つ一つに集中し、自分のスイングをどうすればいいのか、試行錯誤して答えを見つけようとしていた」
2日前の夜、大谷が何をしていたのか。その一端がようやく分かった。ただ、具体的にどんな修正を試み、本人がどのような手応えを得ていたのかまでは分からない。
練習の成果、感情を爆発させた一発
そして迎えた試合。2回に、その試行錯誤が実を結んだのか、大谷が116打席ぶりの3ランを放った。
相手はかつてドジャースでプレーしたダスティン・メイ。右翼中間の最深部へ、打球速度182キロの一発をたたき込んだ。
両拳を三塁側のドジャースベンチに向かって、パンチのように3度突き出した。24年の地区シリーズでパドレスから同点3ランを放った際の豪快なバット投げも忘れられないが、今回はそれ以上の感情表現だった。

