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「ドジャース4連敗」ではなく「ブルワーズ4連勝」だった…スターが少なくても勝てる“全員野球”にNHK解説者が見た「野球の新トレンド」とは

posted2026/10/18 17:01

 
「ドジャース4連敗」ではなく「ブルワーズ4連勝」だった…スターが少なくても勝てる“全員野球”にNHK解説者が見た「野球の新トレンド」とは<Number Web> photograph by Getty Images

スネルから本塁打を放つシリーズMVPのバウアーズ。小早川氏は、ブルワーズの戦いぶりから野球の新たなトレンドが見えたという

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小早川毅彦

小早川毅彦Takehiko Kobayakawa

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ドジャースがスイープされてしまったリーグ優勝決定シリーズ。NHK解説者の小早川毅彦氏は、ドジャースの出来以上に、ブルワーズ戦法に注目したという。その真意とは?〈全2回の後編/前編も公開中〉

 ナショナル・リーグ優勝決定シリーズは「ドジャースの4連敗」という結果に終わった、と皆さんは受け止めているかもしれません。しかしあえて言いなおせば、この結果はむしろ「ブルワーズの4連勝」というべきだと私は思います。ドジャースが何か振るわなかったとか、失敗したとかというより、ブルワーズの強さが際立った4試合でした。私には、そこに野球の次なるスタイルが見えたようにさえ思えました。どういうことか、ご説明していきます。

 前編ではアーロン・アシュビー投手ら、ブルワーズの左投手の好投をポイントに挙げましたが、言ってしまえばブルワーズは全部門で強さを感じさせました。投手陣なら先発、中継ぎ、抑えの全てがしっかりと仕事を果たしたという印象が強く残りました。

互いに補い合って機能していたブルワーズの投手陣

 たとえば初戦に先発した剛腕、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手。この日は必ずしも絶好調ではなかったかもしれません。4回1/3で94球を投げさせて降板させたのですから、ドジャース側からすれば引きずり下ろせたとも言えるでしょう。

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 しかし逆に言えば、被安打5、3四球を出しているにもかかわらず1失点にとどめたわけです。24歳でメジャー2年目の投手が、調子が上がらないなりにしっかりと投げてゲームを作ることができる。170km近い剛球で圧倒するだけではない強さを感じさせました。

 また、それ以降の中継ぎが右のアブネル・ウリーベ投手と左のアシュビー投手、抑えがトレバー・メギル投手というのが勝ちパターンのリレーです。ただ彼らも、常に盤石に「勝利の方程式」で7、8、9回を支配しているわけではなくて、四球を出してピンチを招いたり、失点する場面もあるんです。しかしそういうときも、それなりに補い合って、好調なピッチャーが回またぎをしたり、悪いなりに最少失点でとどめて、チームとして適材適所で機能していると見えました。

【次ページ】 粘りあり小技あり長打ありの打線

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