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岡崎慎司の元同僚FWに元マンU名手も「YouTuber活用」ブンデスが“ブラジルでプレミアより視聴者10倍”→英国や中国でも…ではなぜ日本ではやらない?
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKevin Voigt/Getty Images
posted2026/10/17 11:01
伊藤洋輝が所属するバイエルンなど、有名クラブが多いブンデスリーガは放映権においてYouTubeを活用している
「この取り組みは明らかに新しいターゲット層へのアクセスを与えてくれます。ゴールドブリッジはマンチェスター・ユナイテッドの熱狂的なファンですが、今では巨大なブンデスリーガファンでもありますからね」
もちろん、視聴者の年齢層も劇的に若返った。
「ブンデスリーガの平均的なスカイ視聴者とイギリスの平均的なサッカーファンは45歳です。一方、ザ・オーバーラップなどを通じてリーチしている新しいターゲット層は、平均して30歳未満です。かなりの違いがありますね」
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この取り組みを100点満点で自己採点してもらうと、ナウバートは「80から90」と答えた。視聴者が誰で何を求めているのか、データを見ながらパートナーと共にかたちを変えていく。ナウバートはこれを以下のように表現する。
「テスト、メジャー、ラーン」(Test, Measure, Learn)
試して、測って、学ぶ
つまり、「完璧な計画で一発勝負」のやり方では、ユーザーのニーズとずれた場合の損失が大きすぎる。そこで仮説・検証・改善のサイクルを速く回し、無駄を減らしてユーザーが求めるものに近づけるのだ。
その勢いは、止まっていない。
今シーズンからは、ジェイミー・ヴァーディ(岡崎慎司が在籍した頃のレスターでプレミアリーグ優勝の原動力となった名FW)のYouTubeチャンネル「Jamie Vardy's Having a Party」で金曜夜の試合を7試合配信。伊藤洋輝が所属するバイエルン対シュツットガルト戦の開幕戦から始まっている。ゴールドブリッジとの契約も更新され、9月11日のウニオン・ベルリン対シャルケ戦を皮切りに15試合を生中継している。なお、先日、ブンデスリーガからは昨シーズンのYouTubeライブ視聴者の54%は13歳から34歳だったと発表された。
改めて、イギリスと隣国アイルランドにおける配信の全体像を見ると、その多層ぶりがよくわかる。金曜夜は実に4つの窓口が並ぶ。BBCの配信サービス、サムスンの無料チャンネル、ゴールドブリッジとヴァーディという2人のYouTuberだ。ナウバートは、この多層的なアプローチについてこう語る。
「我々のアプローチはファンと同じくらい多様なもの。フットボールの視聴者は変化しており、ブンデスリーガを体験する唯一の方法など存在しないのです」
日本では…意外と慎重な答えなワケ
同じ発想は中国市場でも生きている。公共放送局CCTVに加え、WeChatや、若い女性に人気の「RedNote」(*中国版Instagramと称されるSNS)など、複数のデジタルプラットフォームで展開している。つまり、ブンデスリーガの手法は単なる思いつきではなく、再現性のある戦略なのだ。
この哲学を、ナウバートの隣で頷きながら聞いていたのは、アジア太平洋地域を統括するケビン・シムだ。シンガポールを拠点とする彼に同じ問いを向けると、静かにこう言った。

