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「2カ月間ツラかった」日本代表MF“また移籍消滅危機”が一転…フランスメディア絶賛「戦略的な勝利だ」中村敬斗、名門リヨン電撃加入ウラ事情
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アレクサンダー・オウコット(アル・ジャジーラ・インターナショナル)Alexander Aucott (Al Jazeera International)
photograph byDPPI via AFP/JIJI PRESS
posted2026/10/12 11:03
リヨンに加入した中村敬斗。フランスでも日本代表でも果敢な仕掛けを見せてほしい
当時リヨンに所属していた21歳のベルギー人ウイング、マリック・フォファナにサンダーランドをはじめプレミアリーグの数クラブが強い興味を示し、リヨンは対応に追われるように。そしてもし彼を放出した際の後釜のトップターゲットに、中村をリストアップしたのだ。
相手のプレスに怯まず、戦術的にフレキシブルで、リーグ・アンの経験を持つ左ウイング──『レキップ』紙によると、リヨンの首脳陣は中村をこのようにプロファイルしたという。突如として、中村の新天地候補に、リーグ・アンを7度制した名門が浮上した。
移籍消滅の危機を救った奥の手
移籍市場最終日の9月1日に、中村はリヨンを訪れ、メディカルチェックを受けた。だが、フォファナとサンダーランドの交渉が難航し、最終的に期限ギリギリに移籍が成立した。9月1日の20時、つまり今夏の移籍期間が終わった後も、中村とリヨンの契約は結ばれていなかった──またしても中村は彼にふさわしくない舞台でシーズンを送ることになるのかと、この時は思われた。
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ただし、フランス・プロフェッショナル・リーグには移籍に関するユニークな規定がある。それは“ジョーカー・ルール”と呼ばれるもので、フランスのクラブは移籍市場が閉じた後も、国内の他クラブでプレーする選手をひとりだけ新たに加えることができる、というものだ。
フォファナの移籍が成立した後、リヨンの親会社イーグル・フットボール・グループはまとまった資金を用意し、中村の獲得のためにジョーカー・ルールを行使した。
リヨンはスタッド・ランスに100万ユーロ(約1億8000万円)の手付金を支払い、その後に1100万ユーロ(約19億8000万円)を払うことを約束。さらに中村の活躍次第で最大800万ユーロ(約14億4000万円)を追加で支払い、今後の移籍金の12.5%がスタッド・ランスに渡る契約を結んだ。
安堵の笑顔と新天地での誓い
中村の移籍のニュースを移籍市場が閉じられた後に聞いた時、首を傾げた人もいたはずだが、その裏側にはこうした流れがあったのだ。中村本人や彼の関係者は、感情のジェットコースターを経験したことだろう。
だが最終的には、フランス屈指の名門リヨンと4年契約を結び、中村は愛らしい笑顔を見せ、安堵した様子で次のように語った。

