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「彼がもしチームにいれば…」U18アジア選手権で韓国に連敗…現地取材記者が見た日本代表“足りなかったもの”とは?「絶対的な正解はない。でも…」 

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沢井史

沢井史Fumi Sawai

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posted2026/09/18 17:16

「彼がもしチームにいれば…」U18アジア選手権で韓国に連敗…現地取材記者が見た日本代表“足りなかったもの”とは?「絶対的な正解はない。でも…」<Number Web> photograph by Getty Images

U18アジア選手権の決勝で、日本を相手に1安打完封と圧巻の投球を見せた韓国のハ・ヒョンスン

 例えば筆者が初めて取材した国際大会の2012年のW杯では、夏の甲子園で4本塁打を放っていた北條史也(光星学院→阪神→現・三菱重工west)が代表チームでも主砲として期待されたが、慣れない木製バットの影響か試合を重ねるごとに不調の色が濃くなり、結果的に9番を打った試合もあった。

 一方で馬淵史郎監督が率いた2023年のU18日本代表は、少ない好機をバントや走塁で繋ぐ「スモールベースボール」を掲げ、W杯で頂点に立っている。

 こういった前例があったことも影響してか、いわゆる“大砲タイプ”の打者を選考することには年々慎重になっているように見える。

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 ただ、今回のような超ハイレベルな豪腕と相対した時には、ある程度不発のリスクを背負ってでも、むしろそうした存在の必要性を感じた。

短期決戦だからこそ…必要な“大砲”の存在

 今大会の決勝での韓国戦のような、チャンスを作ることすら難しい状況でまず考えるのは「どう流れを変えるか」だ。そうなると真っ先に浮かぶのは「ひと振りで流れを変えられる選手」の存在である。当てる打撃、繋ぐ打撃ではなく、強烈なスイングで強い打球を飛ばす選手がいれば、相手ベンチに威圧感も与えられる。特に国際大会のような短期決戦では、その存在そのものが相手に対する牽制にもなる。

 昨年のW杯決勝でも198cmの長身から150km台の剛速球を投げ込んでくる米国のC・ボスウィックを前に3安打に終わり、優勝を逃した。大一番の試合で剛腕を打ち崩せずに終わった大会が続くとなると、むしろ今後は小技だけでなく一撃で流れを作れる「大技」が出せる選手の重要性が大きくなるような気がした。

【次ページ】 日本代表チームの「目指す先」は…?

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