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「タイトルを3、4つ…本気です」17歳高校生と、二段で4年足踏み→“藤井聡太も経験”三段リーグ1期抜けの22歳苦労人…プロ棋士になった2人の素顔
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田丸昇Noboru Tamaru
photograph byAsahi Shimbun
posted2026/09/20 06:00
四段昇段を決めた國井勝太三段(左)と渡邊晴磨三段
◆渡邊 晴磨(はるま)
2004年5月9日生まれ。千葉県松戸市出身。石田和雄九段(79)門下。16年9月に奨励会入会。三段リーグは1期。得意戦法は相掛かり。立教大学法学部の4年生。
◆國井 勝太
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2009年2月23日生まれ。茨城県つくばみらい市出身。木村一基九段(53)門下。19年9月に奨励会入会。三段リーグは3期。得意戦法は相掛かり。有数の進学校である武蔵高校の3年生。
2人の新四段の棋歴を補足して伝える。
渡邊は2022年1月に二段に昇段。奨励会入会から5年半での昇進ペースは早くないが、さらに二段で4年も足踏みした。三段昇段の機会をつかめず、後輩たちの三段昇段を見送った。成績不振でB(2勝8敗で降格。Aに復帰しないと昇段できない)に落ちたこともあった。昨年の暮れに勝ち星を重ね、ようやく好機がめぐってきた。そして、今年2月に三段に昇段した。その時期に恵まれ、4月から三段リーグに参加した。
渡邊は三段リーグで4連勝して好スタートを切った。以後は負けが込み、9回戦で5勝4敗だった。順位も39位と低いので、昇段の見込みは薄かった。しかし、昇段を意識しない無心の境地が結果的によかった。何と最終戦まで9連勝したのだ。昇段の一戦は不利だったが、諦めずに粘る手を指して逆転勝ちにつなげた。
対照的な2人の歩んできた道のり
それにしても、二段から四段に1年足らずでスピード出世したのは、長かった二段時代の苦労が実ったともいえる。
三段リーグにおいて、1期での昇段は過去13年で、2013年の三枚堂達也七段(33)、16年の藤井聡太六冠(24)、22年の齊藤裕也四段(29)、26年の渡邊新四段と4人しかいない。
國井が奨励会に入会してまもない2019年9月、師匠の木村九段が初タイトルの王位を獲得した。研修会時代から習っていた弟子として、とてもうれしかったという。23年6月に初段に昇段。昇進ペースがあまり早くなかったのは、高校受験の影響があったのかもしれない。その後、24年10月に二段に昇段、25年2月に三段に昇段した。2期目の三段リーグ(25年10月~)では、14回戦の終了時点で12勝2敗で1位だった。しかし、昇段候補らに3連敗し、13勝5敗で5位に終わった。
今期の三段リーグでは、前半の4連勝と後半の5連勝が大きく、最終日で2局のうち1勝で昇段という好機を得た。1局目は敗れたが、2局目で粘り強く指して逆転勝ちした。

