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ジュニア無敗の女王が衝撃のシニアデビュー…島田麻央(17歳)が語ったロシア選手からの刺激「イグナトワ選手を見ていたら4回転ルッツも出来るなって…」 

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2026/09/13 06:10

ジュニア無敗の女王が衝撃のシニアデビュー…島田麻央(17歳)が語ったロシア選手からの刺激「イグナトワ選手を見ていたら4回転ルッツも出来るなって…」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

ロシアの選手が復帰した中で初のシニア国際大会を優勝を飾った島田麻央。(左から)銀メダルのイグナトワ、金メダルの島田、銅メダルのフロロワ

「1番滑走ですごく緊張したんですけど、その中でも楽しんで滑れたので、すごい良かったなと思います」

 得点は、自己ベスト更新となる78.84点。高得点ではあったが、詳細なスコアシートを見直すと、アクセルは回転が4分の1足りない「q」の判定、またスピンも基本姿勢が足りなかったとみなされレベルを取りこぼしていた。最終的に、同じくトリプルアクセルを跳んだ中井亜美が1.43点差の首位、イグナトワは4位発進となった。

「アクセルはq判定ではあったんですけど、トリプルアクセルを挑戦したことがイグナトワ選手を少し上回ったことにつながったと思うので、そこは思い切り挑戦して良かったと思います。やっぱりスピンはすごく得意として自信を持って練習してきたので、そこを取りこぼしてしまったのがすごい悔しい部分です」

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 目標としていた80点に届かなかったが、すぐにでも修正できるミスだった。

「78点は去年までに比べたら凄い点数ですが、それでもまだ伸びしろがあるということは、良い風にとらえてもいいのかな。スピンのミスがなければ80に近づけたと思うので、次の試合で出したいと思います」

 シニア初演技を終え、改めてジュニア時代を振り返る。

「ジュニアの頃は、良いこともありましたが、結構、苦しい時期の方が多かったかなと思うんです。やはり連覇をしていて、自分で自分にプレッシャーをかけてしまって、『勝たなきゃ』って思ったり、怪我をしてしまったり、すごい苦しかった時期はありました。でも、苦しい時期を乗り越えたからこそ、今、少し苦しかったり緊張したりしても『ジュニアのときより大丈夫』と思うことができました。なので最終的には、ジュニア時代は良い経験になっていたと思います」

ロシア選手が復帰「4回転を絶対に飛ばなきゃ」

 女子は、なか1日あけてフリーを迎える。島田はトリプルアクセルと4回転トウループ、中井と3位発進のカミラ・ネリュボワがトリプルアクセル、4位発進のイグナトワが4回転ルッツを準備している、という展開。シーズン序盤のCS大会とは思えない、女子の大技対決となった。

 その張り詰めた空気感を、力に変えた者が真の勝者となる。島田は、自らのモチベーションに火を付けた。

「ロシア選手が復帰して来る前は、4回転をやってる選手がいないので、『4回転はおまけ』みたいな感じでやってたんです。でも、やっぱりロシアの選手が来ると『おまけ』ではなく『絶対に跳ばなきゃいけない』っていう思いに変わりました。なので、私の調子も急にすごく上がっていきました」

 ジュニア時代は、実際のところ、4回転をミスしても優勝できる独走状態。しかしロシア勢が参加するこの大会に向けて、島田は4回転トウループに真摯に取り組んできた。

「これまでは高さはあっても、回転をかけながら回転軸に持っていくっていうところがすごく抜けていました。そこを『どうやったらコンスタントにいつも同じ軸に入れるか』っていうところを考えながら練習してからは結構良くなって、練習での成功率がどんどん上がってきていました」

降りた瞬間「大丈夫」って確信のあるジャンプ

 迎えたフリー本番。ショートでは「q」判定だったトリプルアクセルを、クリーンに成功。わずか2日で、跳び方を修正していた。

【次ページ】 4回転ルッツへの挑戦

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#島田麻央
#アレクサンドラ・イグナトワ

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