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「野球部は金も時間もかかる」「親の人間関係も大変…」野球部の親が悩む“4つの壁”は本当か? 普通の公立野球部に密着…拾い物で練習環境整備→初勝利した話
posted2026/09/13 11:00
初心者もいる普通の公立野球部を取材。「野球部のイメージ」は本当か?
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樫本ゆきYuki Kashimoto
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Yuki Kashimoto
金かかる、時間とられる、親の人間関係も大変…野球部のイメージは本当か? 筆者は今夏にかけて、茨城のある公立野球部に密着した。【全3回の1回目】
野球部入部を悩ませる“4つの壁”
世間的に「高校野球=大変」というイメージがあることはもちろん知っている。保護者にとって生々しい「4つの壁」が想起されるからだろう。
用具の買い替え、遠征のたびにかさむ「経済的負担」、送迎や応援に貴重な週末を奪われる「時間的負担」、わが子が試合に出られない悔しさやケガを見守るしかない「精神的な負担」。そして、指導者、保護者同士の関係に神経をすり減らす「人間関係の負担」。
そうした野球部にまとわりつく「負のイメージ」は、超強豪校に多い話であり、普通の野球部ではまったく違うのではないか。
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実態が気になり、取材してみた。訪れたのは茨城県立水戸第三高校(以下、水戸三)、全国にあまたある、ごく一般的な公立野球部だ。
「廃棄予定のものを…」野球部の練習道具に
水戸三にはグラウンドのあちこちに「拾ってきたもの」がある。体育館で使わなくなった古いマット。廃棄予定だったクッション。空気の抜けたサッカーボール、使い古したテニスボール、バドミントンのシャトルまでもが、練習道具に姿を変えている。
「これ、全部どうしたんですか」
柴田優太監督に聞くと、彼は何でもないことのように答えた。
「学校のゴミ捨て場から拾ってきたり、他の部活の先生にいただきました。僕、基本的に貧乏性なんですよ(笑)」
潰れたサッカーボールは打撃練習に、テニスボールやシャトルは狭いスペースでの練習に使う。防球ネットが必要なら安いものを探し、木材やパイプを組み合わせて自分で組み立てる。無ければ買う前に、拾う。もらう。借りる。作る。



