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「最初はどこか勘違いしていた」“高校駅伝の超名門”が「女子短距離で日本一」の衝撃…監督が明かす“失敗からの軌跡”「結果だけを求める想いが…」
text by

別府響Hibiki Beppu
photograph by佐久長聖高校陸上部提供
posted2026/09/08 11:01
今夏のインターハイで女子トラック種目の総合優勝に輝いた佐久長聖高校陸上部女子。一方で、全国的な強豪になるまでには様々な紆余曲折もあった
「ある選手が挨拶してきたのを僕が聞き逃しちゃって、返事ができなかったことがあったんです。そうしたらその日の日誌に『今日は先生が挨拶を返してくれなかった。これは何か狙いがあるのだろうか?』みたいに書かれていて(笑)。
彼女には悪いことをしちゃいましたけど、そういう“事象の細かな変化”に気付けるということは、小さなことでも疑問を問い続ける体質が身についてきている。そうなると自分自身の変化にも気づけるし、選手としても自然と強くなっていきますね」
要点を端的に伝えるため…短歌や俳句の勉強も!?
ちなみに早川は、選手に短時間で要点を端的に伝えるために短歌や俳句を勉強したこともあったという。
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「ミーティングで長く話しても、高校生だとなかなか入っていかないこともある。YouTubeもNetflixも倍速で見るような時代の中で、じゃあ俳句の五七五はなんで情景が浮かぶのか。彼ら、彼女らがイメージできるような伝え方をするには、どうしたらいいのか。短い文章で相手に伝えるために、そういう要素は勉強しましたね」
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かように、コロナ禍を経て「結果だけを求めすぎない」ことを意識した結果、かえって部の成績は加速度的に急上昇していった。
コロナ禍が明けた2021年、佐久長聖は早川赴任後で最多となる8人の女子選手をインターハイに送り込んだ。その中からは、混成競技で全国入賞選手も誕生した。
その後は毎年のように複数人の選手が全国の舞台で躍動し、現在の3年生が入学してきた2024年には北信越大会で総合優勝。昨年はインターハイの総合得点で2位に入ると、前述のように今年はトラック部門で全国優勝まで駆け上がって見せた。
ちなみに男子チームも2021年以降、リレーで2度の全国入賞。男女合わせて現在6年連続でインターハイ入賞者を輩出している。つまり、陸上部全体として見ても「全国レベルの強豪」の立場を確かなものにしたことになる。
では、駅伝部に勝るとも劣らない強豪となった部で実際に過ごす選手たちは、早川の指導と自身の成長をどんな風に感じているのだろうか。
<次回へつづく>

