- #1
- #2
バレーボールPRESSBACK NUMBER
木村沙織「チョンって触ったら、ガーッと一気に崩れてしまうように見えた」中国現地で感じた“不安”…ロス五輪切符を逃した女子バレー日本代表の課題
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/09/09 11:00
アジア選手権で3位に終わり、ロス五輪の出場権は来年のW杯に持ち越しとなったバレーボール女子日本代表。9月中旬からはアジア大会に挑む
木村 大会の前半は私もすごく緊張していて自分から声をかけられませんでしたが、ジョン(島村春世)や(宮部)藍梨が声をかけてくれました。(鴫原)ひなたちゃんとも話しましたし、後半は(石川)真佑や(佐藤)淑乃が多かったかな。やっぱり自分がやっていたポジションの選手には試合を見ていても目が行くし、より一層力が入って応援しちゃうところがあります。終盤は北窓(絢音)さんとか(秋本)美空ちゃん、若い子と話すことも増えました。セナ(関菜々巳)ともよく話をしました。
――話したのはプレーのこと?
木村 その時々でいろいろな話をしました。面白かったのが(予選3戦目の)韓国戦の翌日。ホテルの近くでたまたま選手たちと会ったんです。試合がない日の休み時間なので、挨拶くらいに止めようと思っていたんですけど、逆に「チームの状況を見ていて、沙織さんどう思います?」と聞かれて。お茶をしながら、私の経験も交えて話をして、「よし、頑張ろう!」って別れたんですけど、その次の日に練習に行ったらフェローさん(フェルハト・アクバシュ監督)が珍しく声をかけてきて、「このチームどう思う? どう見える?」って質問されたので、「それ昨日、選手も全く同じことを言っていたよ」って言いました(笑)
ADVERTISEMENT
――どう見えると答えたんですか?
木村 どちらに対しても同じ。感じていたまま正直に「不安要素があるように見える」って言いました。私自身も同じように大変だったことはあるし、そういう時にもっとこうすればよかったという後悔があったから、今の選手たちには悔いなくやってほしい、とも伝えました。同じタイミングで私にそう聞いてくるっていうことは、たぶん選手も監督も同じように感じていたんだろうなと思ったんです。〈つづき→後編〉

