熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
乱闘も辞さず、賛否両論の“アルゼンチン流”「一部は愚かだが」「うらやましいよ」パラグアイ、ネイマールは…65歳ブラジル人記者が知る“南米のナゾ”
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/26 11:02
2大会連続W杯決勝進出のアルゼンチン。宿敵ブラジルのベテラン記者が語るホンネ評価とは
「それまでに延長戦を2度も戦い、休養日がスペインより1日短かったこともあって、疲労が蓄積していた。それでも、退場者を出すまでの90分間は、多少劣勢ではあったけれど、非常にクレバーな守備でスペインの攻撃を封じていた。もし全く同じ条件でプレーしていたら、勝っていたかもしれない。一部の選手が愚かなことをしたのは確かだけれど、素晴らしいチームであったことを忘れるべきではない」
――近年、ブラジルはアルゼンチンに大きな差を付けられている。
「そうなんだ。これからセレソンは抜本的な改革を行ない、アルゼンチンに追いつき、追い越さなければならない」
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史上最多の48カ国が参加したW杯が終わった。
出場国の数が増えて上位と下位の差が広がり、大差がついた試合もあった。その一方で、初出場の小国カーボベルデが伝統国相手に奇跡のような健闘を演じて世界を驚かせた。キリアン・エムバペ、メッシ、アーリング・ハーランドらスーパースターが見事なゴールを決め、世界中のファンを熱狂させた。
組織力と個人能力を極めて高いレベルで融合したスペインが、16年ぶり2度目の優勝を飾った。その一方で、アルゼンチンは第1回で触れた劇的な展開の連続で準優勝という見事な成績を残しながら、ネガティブな印象を残したのは残念だった。
国ごとにスタイルや哲学が異なるのは面白いが
各々の国には固有の文化がある。フットボールにおいても、ルールは同じだが、プレースタイルなり哲学は国によってかなり異なる。そこが面白いところではあるのだが――各国が全く異なる類のプレーをするようであれば、スポーツとして成り立たない。その意味で、試合を裁く審判員、そして彼らを束ねるFIFAの姿勢が問われている。〈つづきは下の【関連記事】第1回へ〉

