核心にシュートを!BACK NUMBER
「十分休みましたから」W杯敗退から2週間…佐野海舟はもう“自主練”していた「チュニジア戦アシストもメッシも…ただ」単独インタビューで明かす深層
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/07/23 17:24
佐野海舟が北中米W杯直後のタイミングで、NumberWebの単独インタビューに応じてくれた
「チームの狙いでもありましたけど、ああいう場面で、ゴロのボールはなかなか厳しいというか……。相手ディフェンダーは戻りながら守備をしているので、そのときにふんわりとしたボールが来ると、どうしてもワンテンポ遅れるんです。ディフェンダーの視点に立つと、逆にゴロの方が対応しやすいでしょうね」
この考え方は、代表の舞台に限った話ではない。今シーズン、所属するマインツとバイエルン・ミュンヘンとの一戦でも、同じ原理が発揮されていた。コーナーキックのこぼれ球を巧みにコントロールすると、そのまま山なりのクロスを供給して、王者相手の先制点をアシストした。
「あれも、基本的には同じことなんです」
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佐野の自己分析は続く。
「あれだけゴール前に密集していると、ゴロだと本当にピンポイントで、速いボールでないと難しい。浮いたボールを蹴る方が、ディフェンダーの反応が1つ遅れて、シュートブロックしにくいのかなと思います」
“守備をする側”としたら…
ここまで聞いて今回のW杯準決勝、リオネル・メッシのクロスを思い浮かべる人もいるはずだ。
リードを守り切ろうとしてディフェンダーを多く並べたイングランドを相手に、右サイドの深い位置から高い軌道のクロスをメッシが逆足の右足で送り込み、ラウタロ・マルティネスがヘディングで叩き込んだ。あの一撃も、同じような論理であるように見えるが――佐野の目にはどう映っているのだろうか。
「密集しているので、相手に弾かれる可能性はありますけど、頭さえ超えれば決められると思います」
そして、こう続けた。
「守備をする側からしたら、浮き球のクロスはヘディングでは弾きやすい。だけど、目線がちょっと難しいと思う。逆にゴロの方が(マークすべき相手とボールの)両方を見ながら対応できるので。局面によって変わりますけど、ああいう場面はあのようなクロスが一番いいんじゃないかなとは感じました。ただ……」
メッシと自分は簡単に比較できるものではない
この話には続きがある。佐野にとっては、メッシと自分のプレーとは簡単に比較できるものではない。そう感じたポイントがあるという――。

