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上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色” 

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池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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photograph byJ.LEAGUE

posted2026/07/10 11:12

上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色”<Number Web> photograph by J.LEAGUE

鹿島アントラーズ時代の上田綺世。独特のマインドセットについてじっくりと語っていた

 苦しい時間を、上田は「助走」と表現した。

「苦しいタイミングが来たら、ジャンプするための助走が始まったっていう感じですね」

 点が取れない時間も、勝てない時間も、成長するために必要な時間。苦しさの先にある景色を、信じていた。

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「もちろん苦しいですよ。点が取れなくて楽しいわけがない。でも、それをネガティブには捉えません。そもそも自分がいつ成長したかは、その瞬間には分からないものです。後から振り返ったときに、『あ、あのとき抜けたんだな』と気がつく。その瞬間が一番成長したときなんだと思います」

「僕自身は変わっていない、でも…」

 実際、そう感じたことはあったのだろうか。

「大学2年の終わりですね。U-21代表に呼ばれて、アジア大会を経験して、鹿島への加入も決まりました。でも、その一年で自分自身が劇的に変わった感覚はないんです。変わったのは周りからの見え方でした。そこに価値があると思っています。僕自身は変わっていない。でも、昨年とは見えている景色が全然違う。その景色を、またもう一つ上で見たい。だから、今から半年が苦しい時間になるとしても、それは全然問題ないんですよね」

 上田自身から見える景色は変わらない。周りが変わることで得られる、新たな価値を知った。

「気がついたら、なんか昨年と心境が全然違うなって。そこを味わいたい。見えた景色がまたもう1個上だったら、じゃあ次はどうなるんだろう。ここから1年後、もしかしたら海外で取材を受けているかもしれないですからね」

 上田はその景色を、今も追い続けている。〈前編も公開中です〉

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「点を取る瞬間だけを見ても意味がない」上田綺世が語っていた“ストライカーの嗅覚”…追い求めるのは「ゴールの数秒前」「考え続けることが自分の仕事」

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