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上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色”

posted2026/07/10 11:12

 
上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色”<Number Web> photograph by J.LEAGUE

鹿島アントラーズ時代の上田綺世。独特のマインドセットについてじっくりと語っていた

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池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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J.LEAGUE

 北中米W杯で2得点を決めた日本代表FW上田綺世。プロとしての第一歩を踏み出した鹿島アントラーズ時代の進化と、独特のマインドセットを掘り下げる。〈全2回の後編/前編も公開中です〉

◆◆◆

 上田綺世の言葉が引っかかった。

「14点では足りなかったんです。僕に求められたのは50点だった」

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 2021シーズン終了後の12月、自身の出来について振り返ったときのことだ。リーグ戦29試合出場、14得点を記録。東京五輪代表を経て日本代表にも定着し始め、誰もが鹿島アントラーズの新しいエースとして認め始めた頃だった。

「ゴール数は“全然足りない”」

 数字だけを見れば、プロ入り後自身最多ゴール数で、十分なシーズンと言っていい。それでも本人は、迷うことなく首を横に振った。

「もっと取らないといけなかったと思っています」

 2021シーズンの最多得点は、レアンドロ ダミアンと前田大然の23ゴール。なるほど。そういうことかと理由を尋ねると、得点ランキングの話は一切出てこない。

「『目標はタイトル獲得』と何度も口にしていたのに情けない。ゴール数は“全然足りない”というのが自分なりの答えです。僕は20点取ることや得点王になることを目指しているわけではありません」

 個人タイトルには見向きもしない。

「チームが掲げる目標を達成するために、FWとして最大限に貢献できるプレーをすることが大切だと考えています。実際に今シーズンのアントラーズがそれぞれの試合で僕に期待してくれた得点数を全部合わせると、おそらく50点くらい。それと比較すると14点という結果は“全然足りない”という結論になるんです」

【次ページ】 変わる立場と責任を引き受けて…

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