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上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色” 

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池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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photograph byJ.LEAGUE

posted2026/07/10 11:12

上田綺世「ゴール数は全然足りない…」鹿島時代の渇望と異能のマインドセット「求められていたのは50点取ること」見据えていた“一つ上の景色”<Number Web> photograph by J.LEAGUE

鹿島アントラーズ時代の上田綺世。独特のマインドセットについてじっくりと語っていた

変わる立場と責任を引き受けて…

 2021シーズンを振り返った上田は、さらに踏み込んだ。

「今のアントラーズは、決して強いチームではないと思います。タイトルの獲り方が分からなくなっていると思うんです。だから、どう強くなっていくのかを新たに考えないといけない」

 クラブ創設30周年を迎え、誰もが「必ずタイトルを獲る」と誓ってスタートしたシーズンだった。しかし、開幕からつまずき、シーズン途中にザーゴ監督が解任され、相馬直樹監督へ交代。若手の起用が進み、上田や荒木遼太郎、関川郁万、沖悠哉ら新しい世代がチームの中心になりつつあった一方で、タイトルを知る選手は少なくなっていた。その現実を、上田は当事者の一人として受け止めていた。その思いが、数字への評価を変えていた。

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 翌2022シーズン、鹿島は新監督レネ・ヴァイラーのもとでスタートした。一方で、ピッチに立つ上田の立場は前年から大きく変わった。

「自分がチームの結果を背負う」

 その言葉を、ごく自然に口にした。鹿島で3年間を過ごしたなかで、責任を引き受けることに迷いはなかった。

ストライカーが見据えた“次の景色”

 プロ入りから4年目。安定した結果とプレーを表現できるようになった。確かな手応えを感じ始めていた。それでも上田は、次の景色を見据えていた。

「いつか変革が必要になることは分かっています。個人的に今はそれ待ちです。別に怖くはないですね。刺激があるほどいいと思っているので、調子が悪くなることを恐れてはいないんです。止まれば止まるだけ、自分も上に行っていると思っています。下がることはないんですよ。下がっていると思うのは、自分が勝手に自分の価値を下げているだけなので」

【次ページ】 「僕自身は変わっていない、でも…」

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