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日本でも“2ケタ視聴率”「かつて世界最弱」カーボベルデvsメッシの死闘…「危うく地獄に落ちかけた」“アルゼンチン以外”の各国メディアが絶賛 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byMichael Pimentel/ISI Photos/Getty Images

posted2026/07/09 11:01

日本でも“2ケタ視聴率”「かつて世界最弱」カーボベルデvsメッシの死闘…「危うく地獄に落ちかけた」“アルゼンチン以外”の各国メディアが絶賛<Number Web> photograph by Michael Pimentel/ISI Photos/Getty Images

メッシと激しくデュエルするカーボベルデのデロイ・ドゥアルテ

「我々の“青いサメたち”(カーボベルデ代表のニックネーム)は、この上なく勇敢に戦い、120分間の激闘の末、最後は前のめりに倒れた。世界王者を最後の最後まで苦しめ、英雄として大会を去った」

 試合後、両国の選手たちが抱き合い、握手をして互いの健闘を称え合った。それは、非常に激しくインテンシティの高い試合でありながら、暴力的なプレーは一切なく、互いに極めてフェアにプレーしたからだろう。スタンドでこの歴史的な試合を目撃した両国のサポーターたちも、ユニフォームを交換したり写真を撮ったりして交歓した。

あのアルゼンチンを瀬戸際まで追い詰めた

 試合後の記者会見で、カーボベルデのブビスタ監督は「我々は、常に対戦相手をリスペクトし、正々堂々とプレーする。勝てなかったのは残念だが、とてつもなく強いアルゼンチンと互角に渡り合うことができて全く悔いはない」と語り、会場を埋めた世界各国の記者たちから拍手が沸き起こった。

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 カーボベルデの日刊紙『オ・パイス』は「青いサメたちは、あのアルゼンチンを瀬戸際まで追い詰めた。点を取られても決してあきらめず、二度に渡って追いついたのだ。我々の、また世界中の人々の記憶に永遠に残る見事な試合をしてくれた」と称賛した。日刊紙『エスプレッソ・ダス・イーリャ』紙も「アルゼンチンを最後の1秒まで苦しめた。彼らに最大限の拍手を贈ろう」と称えた。

「地獄に落ちかけた」アルゼンチン報道は辛辣

 カーボベルデ国内だけでない。ブラジルのスポーツ電子版『グローボ・エスポルチ』は「カーボベルデはこの大会の最大のセンセーションだ」。その一方で「アルゼンチンのプレー内容は低調で、連覇に黄信号が灯った」と宿敵を諫めた。

 評論家のフラビオ・プラドは「カーボベルデの奮闘には本当に心を打たれた」、「勝ち上がったのはアルゼンチンだが、世界中のフットボールファンの心を掴んだのはカーボベルデ」と激賞した。

 これとは対照的に、アルゼンチンのメディアは軒並み辛辣だった。

 スポーツ紙『オレ』は「しっかりしろ、アルゼンチン。苦しみ抜いての勝利でラウンド16へ」の見出し。「我が代表のプレー内容はお粗末だった。守備陣はミスのオンパレードで、攻撃陣もメッシがいなければ大変なことになっていた」とチームに猛省を促した。

【次ページ】 「地獄に落ちかけた」アルゼンチン報道は辛辣

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