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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「高校の美少女ヒロインと遠距離恋愛の末に結婚」日本代表・森保一監督を変えた妻とのエピソード…結婚式で飛び出した「はい! なりたいです」伝説のプロ宣言
text by

木崎伸也Shinya Kizaki
photograph byAFLO
posted2026/05/26 11:02
1993年10月のアメリカW杯アジア最終予選。森保は当時25歳。この3年前に森保は高校の同級生と結婚している
「結婚式の披露宴のスピーチでは、僕のマツダ入団の力になっていただいた今西和男さん(のちのサンフレッチェ広島GM)から『お前はプロとしてやっていきたいと思っているのか!』と大勢の人の前で問いただされて、思わず、『はい! なりたいです』と宣言したこともあった。そして、結婚後、プロ契約。まだJリーグが始まる数年前のことだ。彼女は将来への不安を感じていたかもしれないが、そんな素振りも見せず、よく僕についてきてくれたと思う」
堤教諭もその宣言を目撃したひとりだ。高2・高3の担任だった梁瀬恒幸教諭とともに招かれた。
「同じテーブルにすごい選手がたくさんいたはずなんですが、まだJリーグ発足前だったので全然誰かわからなくて。梁瀬先生と僕はサッカーのことを知らんし、『プロになる? へえ、日本で野球じゃなかとにサッカーで大丈夫?』って勝手なことを思ってたです。そしたら、ああいうふうにどんどん出世していったでしょ。
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元担任からすれば、ごく普通の生徒でした。それが約40年経ったら、日本を代表する指導者になった。人間ってすごいなと思ったですよ。昔は教師の立場でこうしろああしろと言ったのが、もうかなわんばいと(笑)。元担任としては嬉しくて仕方ありません」
「本当にいい雰囲気の夫婦です」
のちには「夫」は日本代表監督になり、紅白歌合戦の審査員を務めるほどの有名人になったが、地元ではいまだに「妻」が話題になるという。
岩本は言う。
「仲間で集まって日本代表の試合を一緒に見ると、やっぱり奥さんの話になりますもんね。森保が長崎に帰ってきたときに実家に遊びに行くと、奥さんもよく一緒にいるんですね。
僕が『地元でよく由美子さんの話題になる』と言うと、森保が奥さんを茶化すんですよ。『すごい有名人だね』って。本当にいい雰囲気の夫婦です」
森保は下田規貴(元長崎日大高校監督)、今西和男(元サンフレッチェ広島GM)、ハンス・オフト(元日本代表監督)、ビル・フォルケス(元マツダ監督)、清水秀彦(元ベガルタ仙台監督)など、多くの恩師に恵まれた。間違いなく「出会いの運」を持っている。
そしてその最たる例が、地元のヒロイン、妻との出会いだったと言えるだろう。
5月28日発売の書籍『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)。2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊

