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「まさかの結婚発表も!」坂本花織が引退会見で明かした“弱気な一面”「私は守りかなって思います」《トークショーも開催 五輪秘話が聞けるチャンス》 

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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posted2026/05/14 11:04

「まさかの結婚発表も!」坂本花織が引退会見で明かした“弱気な一面”「私は守りかなって思います」《トークショーも開催 五輪秘話が聞けるチャンス》<Number Web> photograph by KYODO

笑顔で現役引退の記者会見に臨む坂本花織。会見では「結婚発表」のサプライズもあった

「無理やり笑顔を作ろうって思っているわけじゃなくて、その今の状況が楽しくて笑っちゃってるんです。もちろん練習でも試合でも泣きますし、特に今シーズンはいっぱい泣きました。でも泣くのはその日だけにして『もうやるしかない』という気持ちでいつも切り替える。『ここから勝ち上がってきたら自分、かっこよくない?』 みたいにポジティブに考えて『よしやるか』っていう感じでやってきました」

 一方、弱気な一面を見せた回答が1つだけあった。「オリンピックとは」という質問に、こう答えた。

「私は『守り』かなって…」

「私は『守り』かなって思います。どうしても『ここでミスしたくない』っていう気持ちが一番出てしまう試合で、3大会とも攻めきれずに終わってしまったので、『守り』です」

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 ミラノ・コルティナ五輪の個人戦では、銀メダルに悔し涙を飲んだ。その直後、中野園子コーチに言われたのは「あなたが銀になったのだかから、今後あなたがオリンピック金メダリストを育てていきなさい」という言葉。あえて引退会見で「守り」という自身を戒めるような言葉を選んだ部分に、指導者としての強い決意をにじませた。

 指導者としての目標に関する質問はたくさんあったが、一貫して理想像として中野園子コーチを挙げた。

「分かりやすく言うと、中野先生みたいな先生にはなりたいなと思っていて。技術だけじゃなくて、人間性の部分も伝えていけたらなと思っている。人間性の部分では自分も未熟なところもあるので、そこは中野先生からしっかり吸収して、それを後輩たちに教えていけるようにしたいです」

 その上で、中野コーチとグレアム充子コーチへの感謝を伝える。

「振り付けや合宿で海外に行く機会も多く、現地の先生の技術指導はすごく良いと思うんですけれど、やっぱり中野先生、グレアム先生を超える先生がいなくて。この2人がいるからこそ、自分も世界で戦えるようになりました。自分にとって2人は欠かせない存在なので、神戸から出る選択肢は全くなかったです。フィギュアスケートの技術だけじゃなくて、私生活のことも、生きていく上でのマナーとか色々なことを教えてもらった。世に出ても恥ずかしくないように育ててくださったので、なんとかまともに生きられています(笑)」

最後の質問で悩んだ末に出た“一言”

 またこの日、一番回答に悩んだのは「人として大事にしてきたことは何か」という、最後の質問だった。

【次ページ】 2つのサプライズ

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