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木原龍一“わずか3秒”で号泣「泣かないで、泣かないで…」三浦璃来が笑顔でなぐさめ…りくりゅう“涙と笑いの引退会見”舞台ウラ「現役生活を一言で表すと?」

posted2026/05/01 18:35

 
木原龍一“わずか3秒”で号泣「泣かないで、泣かないで…」三浦璃来が笑顔でなぐさめ…りくりゅう“涙と笑いの引退会見”舞台ウラ「現役生活を一言で表すと?」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

りくりゅう引退会見の冒頭で涙を流す木原龍一と笑顔の三浦璃来

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph by

Asami Enomoto

「皆様、この度は私たち三浦璃来、木原龍一組の……泣かないで、泣かないで~」

 三浦璃来(24)が引退会見の挨拶を始めると、わずか3秒で、隣にいた木原龍一(33)が涙を流し始めた。冒頭から泣き出すまさかの展開に、三浦はお姉さんのように木原の腕をさすり、木原は喉をつまらせながら挨拶の言葉を絞り出す。ミラノ・コルティナ五輪で逆転の金メダルを獲得した2人が、節目の日を迎えた。

りくりゅうにとって「最も印象深い試合」

 報道陣約200名が集まった引退会見。ミラノ・コルティナ五輪の感動が冷めやらぬなか引退を発表した、2人への注目度の高さを物語っていた。三浦は白いスカートのスーツ、木原はグレーのスーツ姿で登壇。質問は、結成7年間のエピソード、ミラノ・コルティナ五輪のハイライト、引退の理由、将来像と多岐に渡る。笑いと涙が溢れる時間となった。

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 三浦は最も印象深かった試合に、2人で臨んだ最初の国際大会を挙げた。

「結成から3カ月で、グランプリシリーズ日本大会に出場したのですが、その時は『四大陸選手権のミニマムポイントが取れたらいいね』という話をしていたのですが、一発で世界選手権のミニマムを取ることができて。『私達、日本人同士のペアでも世界に通じるかもしれない』という思いが芽生えた初めての試合で、すごく覚えています」

 一方の木原は、2人にとって最後の試合を振り返った。

「いつもは僕が引っ張るタイプだったと思うんですけれど、あの試合は璃来ちゃんが引っ張ってくれました。ショートの後、ぼくはショックが大きすぎて泣いていて、様々な方に支えていただいて。日本スケート連盟の小林(芳子)さんに『あんた、金取るんでしょ』と、(渡部文緒)トレーナーさんからは『どう終わらせるかが大事だ』と、ブルーノ(マルコット)コーチからも『野球は9回の裏まで終わらない』、璃来ちゃんからも『自分たちが積み上げてきたものがあるから絶対に大丈夫』とお話をいただいて。改めて自分は一人じゃなくてたくさんの方々に支えていただいてここまで来たんだということを感謝する試合でした」

三浦の頬にひとすじの涙が…

 すると、木原の言葉を聴いていた三浦の頬に、涙がひとすじ流れる。とっさに木原は自分のハンカチで三浦の頬をおさえ、三浦は照れながら、自分の白いハンカチをポケットから取り出した。会見場でも自然と支え合う姿に、2人の道のりがにじんだ。

 続く「オリンピックという舞台を一言で」という質問には、こう答えた。

【次ページ】 木原が明かした「涙」のエピソード

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