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木原龍一“わずか3秒”で号泣「泣かないで、泣かないで…」三浦璃来が笑顔でなぐさめ…りくりゅう“涙と笑いの引退会見”舞台ウラ「現役生活を一言で表すと?」 

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2026/05/01 18:35

木原龍一“わずか3秒”で号泣「泣かないで、泣かないで…」三浦璃来が笑顔でなぐさめ…りくりゅう“涙と笑いの引退会見”舞台ウラ「現役生活を一言で表すと?」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

りくりゅう引退会見の冒頭で涙を流す木原龍一と笑顔の三浦璃来

「私の中で一番心に残っている言葉は、最初に出た北京五輪で緊張していたんですけれど、木原さんが『オリンピックといっても、採点も出場する選手も変わらない。普段通りの練習と同じように臨めば良いんだよ』と言った言葉に救われて、自分らしい演技をできました」(三浦)

木原が明かした「涙」のエピソード

 それに対して木原はこう答える。

「僕は『涙』です。初めて出場したソチ五輪は世界との壁を痛感して、試合後に母と会ったんですけれど『もう帰ってきてもいいよ。日本に帰ってきたら?』と話してくれて、僕は頑固だったので『大丈夫』と言いながら泣いていました。北京も泣いていましたし、今回のミラノもそう。必ず泣いていたのかなと思います」

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 木原はまた「涙」のエピソードを語りだし、ハンカチを目にあてる。今までお兄さん役だった木原が、一転「泣きキャラ」に。「冒頭から泣いてしまったことは想定内だったのか」と質問が出ると、木原は苦笑いした。

「正直、さすがに始めから自分が泣くことはないかなと思っていたんですけれど、裏で(会見前に)木下(直哉)代表や小林さん、色々な方に見送っていただいた時にスイッチが入ってしまいまして。璃来ちゃんに『今泣くの早いでしょ、口を開けなさい』って言われたんです。やっぱり(三浦とのペア結成から)7年、そして初めてスケートをした時からのことを思いだして、気持ちが切れてました」

 それに対して三浦は、ここぞとばかりにお姉さんの表情になり、答える。

「今季は、積み重ねて来た中に試練があったことを思い出して、(木原が)泣く場面が多かったなと思います。なんかもう、涙もろいイメージがついてしまいましたね。立場がね、私が引っ張っていく立場になってしまいましたね(笑)」

信頼関係の秘訣

 三浦の言葉で、木原の涙が、笑いの涙に変わる。これまでは木原が常にお兄さん役だったが、ミラノ・コルティナ五輪のフリー以降は、三浦がお姉さんに。どんな状況でも、どちらかが支え合う信頼関係の秘訣を、改めてこう語った。

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