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[ドラ1・立石正広に密着! 番記者日記]次代の大砲は怪我でも地道に!
posted2026/04/12 09:00
2月のキャンプから徐々に打撃練習を解禁。その飛距離に歓声と拍手は止まらなかったとか。大学卒業式の翌日には衝撃の満塁本塁打。一軍への階段を着実に上っているように見えたが……
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松本航亮(スポーツニッポン)Kosuke Matsumoto
photograph by
SANKEI SHIMBUN
11月2日(日)
ドラフト指名後初の公式戦となった横浜市長杯。立石正広を球場で初めて見た。2年春に東京新大学リーグで三冠王を獲得した世代No.1スラッガー。大山悠輔、佐藤輝明、森下翔太に続く大砲として期待のかかる男は、一体どんな打撃を見せるのか。胸を高鳴らせ、横浜スタジアムの記者席に座った。5回だった。外角低めの難しいボールを振り抜くと、打球は一瞬にして右翼席へ。私は元DeNAのタイラー・オースティンが2年前に放った逆方向への一発を思い出した。あれも横浜スタジアム。試合後、右翼を守った森下が「左バッターが引っ張ったみたいな打球だった」とつぶやいたことを覚えている。立石のそれも、まさにそんな打球だった。とんでもないルーキーが猛虎に加わる。早くも、大物ぶりを感じさせられた。
11月27日(木)
立石が中高6年間を過ごした母校・高川学園に凱旋。校舎横に隣接する野球部グラウンドを訪問した後、隣に同校の西岡大輔部長も同席して囲み取材が始まった。「彼を6年間叱ったことはない。ゴリゴリの優等生ですよ」。「そんなんやめてください(笑)。恥ずかしい」。漫才のようなかけ合いが続く。「自分は背中でチームを引っ張りたい」とグラウンド上では主将として、常に冷静な姿を見せてきた。勝手に真面目な印象を彼に抱いていたが、恩師との楽しそうなやりとりから、彼の素を知れた気がした。
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