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「す、すごい…」藤井聡太23歳、土俵際から“圧巻の逆転劇”「追い込まれてからが本番」で六冠防衛…マンガで振り返る将棋界トピックス
posted2026/04/04 11:05
3月の将棋ハイライト。マンガは関連記事からご覧になれます!
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千田純生JUNSEI CHIDA
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Junsei Chida/日本将棋連盟
サッカー日本代表がイングランドに歴史的勝利を挙げたり、プロ野球やメジャーリーグが開幕するなど……スポーツ界が華やぐ春ですが、将棋界でも2026年3月は見逃せない熱戦が続きました。今回もイラストで描いて、3月から4月初旬にかけてのハイライトを振り返っていきましょう。
藤井聡太六冠、土俵際からの“逆転劇”
まず最大のトピックは、藤井聡太六冠のタイトル戦です。冬の恒例となっている棋王戦と王将戦で、いわゆる“カド番”に追い込まれる苦しい展開となりました。
棋王戦では挑戦者の増田康宏八段に1勝2敗とリードを許し、王将戦でも永瀬拓矢九段に1勝3敗とあとがない状況に立たされました。しかし、ここからが圧巻でした。
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棋王戦は連勝で逆転防衛、王将戦も3連勝でひっくり返すという離れ業。まさに“追い込まれてからが本番”と言わんばかりの勝負強さで、改めて底知れぬ実力を印象づけました。
〈第75期王将戦〉
第1局:1月11、12日@静岡・掛川 永瀬1勝
第2局:1月24、25日@京都 藤井1勝
第3局:2月3、4日@東京・立川 永瀬2勝
第4局:2月17、18日@和歌山 永瀬3勝
第5局:3月8、9日@栃木・大田原 藤井2勝
第6局:3月18、19日@愛知・名古屋 藤井3勝
第7局:3月25、26日@大阪・高槻 藤井4勝で防衛
〈第51期棋王戦〉
第1局:2月8日@愛媛・松山 増田1勝
第2局:2月21日@石川・金沢 藤井1勝
第3局:3月1日@新潟 増田2勝
第4局:3月15日@栃木・日光 藤井2勝
第5局:3月29日@鳥取 藤井3勝で防衛
いやあ……どの対局もしびれましたね。
歴史的な大棋士は土俵際でこそ真価を発揮すると言われますが、今シリーズの藤井六冠はまさにその系譜にある存在であることを示したと言えるでしょう。とはいえ努力の天才である永瀬九段、さらには急激に力をつける増田八段ともに、今後のタイトル奪取に期待したくなります。
名人戦・叡王戦へ…新シーズンも好カード続々
そんな激闘の余韻が残る中、将棋界はすぐに新年度へと突入します。

