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幼少期から「大阪桐蔭で野球がしたい」と…センバツ決勝で150球15奪三振の熱投 192cmの“怪物左腕”川本晴大とは何者か?「誘いが来て、迷わず決めました」
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田口元義Genki Taguchi
photograph byJIJI PRESS
posted2026/04/03 06:00
センバツで4年ぶりの優勝を果たした大阪桐蔭の川本晴大。まだ2年生ながら、今大会では躍進を見せた
今でも覚えている。2018年に見た甲子園で川本の全身が脈打つ。根尾昂や藤原恭大らタレントを擁したチームは、高校野球で史上初となる2度目の春夏連覇を果たした。
「そん時に桐蔭を初めて見て。『ここで野球がしたいな』って思うようになりました」
より真剣に野球に打ち込む動機を見出した小学3年生の少年は、6年になると“エリート”の登竜門であるNPBジュニアトーナメントで西武ジュニアのメンバーとなった。中学では武蔵嵐山ボーイズと東京城南ボーイズでプレーし、中学3年時にはU-15ワールドカップ日本代表として世界一も経験している。
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芳醇なキャリア。強豪校から引く手あまたの中学生となった川本だが、心はひとつ。大阪桐蔭のみだった。
憧れの大阪桐蔭からの誘いに…「夢が叶った」
その名門の目に留まる。胸の鼓動が高まり、顔が紅潮した瞬間は忘れられないという。
「桐蔭から声をかけてもらって、夢が叶ったっていう感じですごく嬉しくて。他の高校からも誘っていただいてはいたんですけど、迷わずにすぐ決めました」
川本が入学した25年は、3年生に中野大虎と森陽樹のプロ注目ピッチャーが君臨。その他にも、2年生ですでに150キロのストレートを持つ吉岡貫介がいる。
豪華な投手陣がしのぎを削る。名門の熾烈な生存競争が、川本の闘争本能を刺激する。
「全員が先輩でレベルももちろん高いんですけど、やっぱり普段からの練習への意識とかがすごくて。そういうなかでも吉岡さんとかが自分に教えてくれたりするので、毎日いろんなことを学ばせてもらっています」
1年生のプロスペクトは頭角を現し、秋から主戦としてマウンドに立った。
身長は192センチで体重は95キロ。16歳にして巨大なエンジンを搭載する川本が、下級生ながら名門のマウンドを託される理由は身体的ポテンシャルだけではない。
その“天然素材”ぶりは、140キロを超えるストレートを投げ込む、ダイナミックなピッチングにこそ体現されている。

