「延長18回死闘でスイカを」MLBブルージェイズで愛された日本人栄養士が明かすWSウラ話…ガウスマンが最後にくれた言葉「みんな君が大好きだよ」 

　最後の最後で力尽きはしたが、ブルージェイズのひたむきな戦いは多くのベースボールファンの胸を打った。躍進の立役者になった主力の多くはチームに残るだけに、来季以降も上位進出の期待感はある。ルーキーシーズンを全力で戦い終えた讃井さんも、早くも2026年へと視線を向けている。

「ワールドシリーズを見た日本の方たちからも、ブルージェイズを応援しますみたいなメッセージをいただきました。そういうのを見るだけでも本当に嬉しいなと思いますね。日本のファンの皆さんにもブルージェイズを認知していただいたので、来年も応援してくれる方々の期待に応えられるようなチームになれたらいいなと思います」

失意の表情を浮かべるガウスマン（左）とゲレーロ。目の前で味わった悔しさを来季に活かせるか　©︎Steve Russell/Toronto Star via Getty Images

　このような真っ直ぐな思いが途切れない限り、ブルージェイズは2026年以降も多くの人々に愛されるチームであり続けることだろう。〈前編から続く〉