日本人投手ではノーヒットノーランは野茂英雄（1996年、2001年の2回）岩隈久志（2015年）と2人が記録しているが、それに続いてほしい。

　また、MLBでは伝説の左腕投手、サンディ・コーファックスが1962年から65年まで4年連続で記録している。それだけでなくシーズン2回の達成も6回記録されている。

　上には上があると実感する。25歳になったばかりの山本由伸は、今後、MLBでどんな記録を残すだろうか？

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由伸の翌日、宮城も素晴らしい好投だった

【2023年9月4日～9月10日 週間成績】
〈パ・リーグ〉
西 武5試5勝0敗0分 率.1000
楽 天3試2勝1敗0分 率.667
オリックス4試2勝2敗0分 率.500
ソフトバンク6試3勝3敗0分 率.500
ロッテ5試1勝4敗0分 率.200
日本ハム3試0勝3敗0分 率.000

　ここへ来て西武が好調で、今週勝ち星がなかった日本ハムを抜き返して再び5位に浮上。雨も多くて試合数が少ない中、オリックスは五分の星ながらロッテが負けが込んだためマジックは「10」に。

〈打撃成績5傑〉※打撃の総合指標であるRC＝Runs Create順
柳田悠岐（SB）23打10安2本5点 率.435 RC7.42
外崎修汰（西）20打9安1本7点1盗 率.450 RC6.36
山口航輝（ロ）16打6安2本3点 率.375 RC5.46
小深田大翔（楽）13打7安4点2盗 率.538 RC5.12
中村剛也（西）12打3安3本5点 率.250 RC4.07

　ソフトバンク柳田が引き続き好調、ついにオリックスの頓宮裕真を抜いて.308で打率1位に立った。3度目の首位打者なるか。40歳の西武、中村剛也が今週最多の3本塁打。しかし今週の安打はこの3本だけ。打点は外崎の7、盗塁は楽天小深田、ソフトバンク周東佑京の2。

〈投手成績5傑〉※リーグ防御率に基づくPR＝Pitching Run順
山本由伸（オ）1登1勝9回 責0率0.00 PR3.00
宮城大弥（オ）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.67
有原航平（SB）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.67
平良海馬（西）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.33
小島和哉（ロ）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.33

　前述の通り、9月9日のロッテ戦でオリックス山本がノーヒットノーラン。翌日の同じカードで宮城も8回零封しているなど、オリックスの投手陣は圧倒的だ。救援では西武クリスキー、楽天の松井裕樹が2セーブ、西武の平井克典、楽天の鈴木翔天が2ホールドだった。

阪神のマジックが「5」に

〈セ・リーグ〉
阪 神5試5勝0敗0分 率1.000
巨 人6試4勝1敗1分 率.800
DeNA6試3勝3敗0分 率.500
ヤクルト6試2勝4敗0分 率.333
広 島6試2勝4敗0分 率.333
中 日5試0勝4敗1分 率.000

　阪神の快進撃が止まらない。マジックは5に。追うDeNA、広島は差を縮めることができない。中日は力なく4連敗。

〈打撃成績5傑〉
オスナ（ヤ）27打11安2本5点1盗 率.407 RC7.42
佐野恵太（De）23打9安1本3点 率.391 RC6.38
坂本勇人（巨）14打6安2本3点 率.429 RC5.06
佐藤輝明（神）17打6安1本3点 率.353 RC5.00
森下翔太（神）17打7安1本3点 率.412 RC4.79

　ヤクルトのオスナが好調。復活した巨人・坂本も三塁守備に就く中で活躍した。本塁打、打点はDeNA桑原将志の3本塁打6打点がトップだが、桑原は24打数で安打はこの3本塁打だけ。盗塁はオスナなど10選手が1。

〈投手成績5傑〉
戸郷翔征（巨）1登10回 責0率0.00 PR3.64
平良拳太郎（De）1登7回 責0率0.00 PR2.55
仲地礼亜（中）1登7回 責0率0.00 PR2.55
大竹耕太郎（神）1登1勝6.2回 責0.00 率0PR2.43
東克樹（De）1登1勝9回 責1率1.00 PR2.28

　戸郷は9月8日の中日戦で10回を零封するも勝ち星つかず。140球を投げた。140球以上は今季4回目、肩肘への影響が心配だ。救援では巨人の中川皓太、阪神の岩崎優が3セーブ、巨人の船迫大雅など7投手が2ホールドだった。