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大谷翔平の“愛され人間関係”を現地で見た…監督とはジョーク合戦しても、トラウトに“ちょっかい”はかけない「互いのリスペクトが感じられる」
text by
柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byAFLO
posted2023/06/24 17:03
ホームランを放った大谷翔平を、トラウトが兜でお出迎え。大谷の愛されぶりがうかがえる
“ビデオ通話”は信頼関係の証?
大谷の獲得に尽力したのはビリー・エプラーGM(現メッツGM)だが、'20年11月に就任したペリー・ミナシアンGMも大谷と良好な関係を築いている1人だ。
WBC決勝の9回に抑えで登板した大谷から事前にFaceTime(ビデオ通話)で連絡があり、ミナシアンGMは大谷にこう伝えたという。
「あなたを誰よりも信頼している。やりたいことであれば私は賛成する」
大会前、エンゼルスは大谷の救援登板を容認しない方針だったが、それまでの球数、イニング数、状況を考慮した、二人の冷静さと情熱を併せ持った話し合いが、WBC決勝の名場面を生んだ。《「水原通訳&メディア編」につづく》