「攻撃に関してはもちろん課題は出たかなという風には思います。最後、失点後の時間帯につなぐのかシンプルにやるのかも含めて」

29日、別メニューをこなす遠藤の姿　©Koki Nagahama／JMPA

鎌田も口にした“W杯の重み”

　結局、どう攻撃するのかはその後の守備に影響する。失点シーンも自分たちのチャンスの直後だった。ただ、攻守に全てを突き詰めていないと敗戦につながる怖さも同時に感じていた。

「ああいう一個のちょっとしたところ（ミス）で失点してしまうのは、W杯だなというのはある。とにかく切り替えるしかないなという感じ」

　遠藤だけでなく、普段ブンデスリーガで活躍する鎌田大地などもW杯の重みを感じる主旨の発言をしており、世界を知り日常的に高いレベルでプレーしている選手ほど、W杯独特の各国の勝利への執着を強く感じているようだった。

　遠藤が先発のピッチに立っていない日本代表は想像が難しく、不在の場合限りなくピンチが予想される。代えの利かない男、遠藤航は果たして無事スペイン戦のピッチに立つのだろうか。

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