国崎　万々歳ですよ。どんズベって最下位が夢だったので。

――いや、点数以上に、みなさんは受け入れてくれているような雰囲気でした。

国崎　ウケてましたね、なんか。点数が出たときも、嫌な空気にならなかったのがいちばんよかったですね。点が低いと、盛り下がるじゃないですか。でも、僕らのときは、お客さんもワッハッハみたいな。

伊藤　それはそうだみたいな。みんなの最下位みたいな感じで。

――オール巨人さんが1人目で、87点という低めの点数を出したじゃないですか。オール巨人さんご本人は、あのとき、お客さんが笑ってくれてホッとしたと話していました。

国崎　あそこ、めちゃくちゃおもしろかったですね。ただ、軒並み低いのに、（立川）志らくさんだけ96点と高得点だったので、恥ずかしそうでしたね。ごめんなさい、みたいな感じで。

――でも、このネタで、全国ネットのゴールデン帯の客を振り向かせましたよね。

国崎　全国民が、しょうがねえなって、笑って許してくれましたね。

伊藤　マヂカルラブリーの野田（クリスタル）さんのお陰でもありますね。去年ラジオで「ランジャタイなんてクソ滑り芸人」みたいに言ってくれて、ウケてるのかどうかわからないというか、滑ってもOKな芸にしてくれた。

――その野田さんは、ご自分の経験から、「最下位なら、まだ、次がある」と話していました。中途半端な順位で負けるよりは、よっぽどインパクトがあるから、と。

国崎　ハライチさんのとき、恵美ちゃーん！って思っちゃいました。がんばってくれてありがとうございます！って。

――そうか。ハライチ（636点）は、上沼さんが98点という高得点だったこともあって、ランジャタイの得点（628点）を上回ったのか。上沼さんが89点以下だったら、最下位はハライチさんになっていたわけですもんね。

国崎　危なかったですね。

伊藤　危ないという言い方も変だけどな。

＜#2、#3へ続く＞

（写真＝釜谷洋史）

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