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「フィールドでは神のよう」大谷翔平はこんなに凄いのに、なぜエンゼルスは“最下位争い”をしているのか?
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2021/05/31 17:01
15本塁打、38打点と大谷は打撃部門で上位につけるが、エンゼルスはア・リーグ西地区で最下位争い
救援投手陣に限っての防御率も5.17でタイガースに次ぎリーグワースト2位。大谷がいい投球をしても……という不安はつきまとう。降板後に外野へ回る三刀流起用が増える理由もわかるのである。
大谷の活躍の幅が広がるのは嬉しい限り。米国で大谷の評価が上がることもしかりだ。だが、エンゼルスは大谷に依存しすぎている。それも事実だろう。
今季は“二刀流のリミットを知る1年”か?
肝心の大谷自身はどう考えているのか。
「1試合1試合、明日も(監督が)出したいと思われるように結果を出せればいいかなと思っています。その積み重ねで最終的にどれぐらい出られるか分からないですけど、やってみたいなと思います」
日本ハム時代から数えれば二刀流9年目、メジャーでは4年目。本人からすれば、今季は『二刀流のリミットを知る1年』ということになるのか。
いずれにしろ、ケガだけはしてほしくない。願うことはそれだけだ。