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10年前は八百長メールで開催断念。“荒れる”春場所よもやま話。

posted2021/03/18 08:00

 
10年前は八百長メールで開催断念。“荒れる”春場所よもやま話。<Number Web> photograph by KYODO

注目は大関再昇進をかける関脇・照ノ富士。2月には同郷のツェグメド・ドルジハンドさんと富岡八幡宮で挙式

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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KYODO

 東日本大震災から10年の月日が経った。振り返れば10年前、2011年の相撲界は、まさに激震に見舞われていた。親方や力士による野球賭博問題が明るみに出て、2月にその捜査上で俗にいう“八百長メール”が発覚。後に八百長に関わったとされる力士らが大量処分を受け、国技を標榜する大相撲の不正は社会問題にまで発展してしまった。

 当時の日本相撲協会は、3月13日に初日を迎える予定だった春場所の開催を断念。それは戦禍によって開催中止となった1946年以来のことだった。今思えば、たとえ本場所を開催していても、直前に日本は未曾有の大災害に襲われていたことになり、おそらくつつがなく千秋楽を迎えることは不可能だっただろう。

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