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畠山健介、ボストンからメッセージ。
いまできることは「トランジション」!

posted2020/05/10 11:50

 
畠山健介、ボストンからメッセージ。いまできることは「トランジション」!<Number Web> photograph by Kensuke Hatakeyama

拠点を置くボストンからメッセージを送ってくれた畠山健介。ラグビーにおいても重要な「トランジション」への対応の大切さを訴えた。

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畠山健介

畠山健介Kensuke Hatakeyama

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Kensuke Hatakeyama

 2020年5月現在。僕はアメリカ、マサチューセッツ州、ボストン郊外にて、妻と娘2人の4人家族で自粛生活を送っている。今年3月中旬から始まった自粛生活も、まもなく2カ月が経とうとしている。

 僕がアメリカのボストンにいる理由は、こちらの過去の記事を参照してください(https://number.bunshun.jp/articles/-/841318)。

 ボストンで開催される初のプロラグビー公式戦という歴史的なホームゲーム開催を2日後に控えた3月12日。MLR(メジャーリーグラグビー)は、新型コロナウイルスのアメリカ国内における感染拡大の被害と影響を考慮し、試合を含むリーグ全ての活動を延期・停止すると各チームに通達した。

 翌日の3月13日には、トランプ大統領から「国家非常事態」が宣言され、ほどなくしてMLRは、3年目のシーズンの中止を発表。今シーズンが終了した。

米国は最も被害が出ている国になった。

 僕らが自粛生活を送るマサチューセッツ州は、アメリカで3番目に感染者数が多いと報道されている。検査数が増えているのに比例して、陽性者の数も増えているそうだ。しかし、ICUに入院している患者の致死率は低いというニュースも聞こえてくる。

 マサチューセッツ州は医療機関、施設が充実している(と聞く)。それでも日々、最前線で奮闘する医療従事者の方々の頑張りがあってこそだと思う。あらためて全世界の医療従事者に敬意を表すると同時に、微力ながらも自分にできる限りの支援をしていきたい。

 アメリカ国内の感染者数は今現在、108万人を超え、死者数は6万人を超え、ともに世界で最多となり、最も新型コロナウイルスで被害が出ている国となっている。

【次ページ】 暴動も買い占めも起きていない。

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