青木翔の名言 

渋野日向子がコーチとして全幅の信頼を得ている青木。2020年1月下旬に行われたタイ合宿ではこんなシーンがあったという。目の前に並んだ5つのコーンに向けて、渋野は黙々とウェッジを振り、ノーバウンドで当てるドリルをこなしていった。その単調なメニューに没頭し、気づけば5時間近く経過していたのだという。「10日間の合宿で握ったクラブは95％がサンドウェッジだった」と青木は回想する。その粘り強さや忍耐力こそ、笑顔の裏側に隠された渋野の強さといえる。

Number997号(2020/02/13)