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NBA若手スターの祭典で存在感。
八村塁が刻んだ新たな歴史。

posted2020/03/02 15:00

 
NBA若手スターの祭典で存在感。八村塁が刻んだ新たな歴史。<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

八村はチーム・ワールドの一員として20分28秒プレー。14得点、7リバウンド、4アシストの活躍を見せた。

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

PROFILE

photograph by

Yukihito Taguchi

 4年前の2月、八村塁はトロントで行われたNBAオールスター・ウィークエンドのイベントや試合を、3階席から見ていた。オールスターと同じトロントで開催されていたジュニア世代のためのBWBグローバルキャンプに招待されていたのだ。生で見るNBA選手のジャンプ力や技のすごさに感嘆し「自分はまず身体をそこまでのレベルにしなくては」と、差を痛感していた。まだゴンザガ大に入学する半年ほど前、NBAどころか、NCAAの世界を知る前だ。

 そして今年2月14日、シカゴで開催されたNBAオールスターで、八村はNBA選手としてコートに立っていた。1年目と2年目の若手選抜による“ライジングスターズ”の試合に出場したのだ。オールスター本戦の2日前、金曜に行われる試合だったとはいえ、4年間で、3階の客席からフロアに下りてきたわけだ。

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