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秀才大学院生が目指す箱根駅伝。
予選会出場までの苦労とその意義。 

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雨宮圭吾

雨宮圭吾Keigo Amemiya

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posted2019/11/01 08:00

秀才大学院生が目指す箱根駅伝。予選会出場までの苦労とその意義。<Number Web> photograph by Keigo Amemiya

練習に多くの時間を割けない中、見事全員が完走を果たした東工大院生チーム。レース後は缶ビールで乾杯!

東大4年阿部「来年は院生チームで」

 今年は東大の学部生チームで、4年生の阿部飛雄馬が1時間5分11秒、全体64位の好タイムを残して学生連合入りを決めた。阿部も来年は大学院に進み、再び予選会に参加するつもりでいる。

「来年も大学院チームで予選会に出たいなと思います。今年、学連で箱根に出られたら執着はしないと思いますけど、過去にも依田さんが学連に選ばれている。相当忙しい中でも結果を出せる人もいるというのが、自分の中では追い風、自信になっています」

 今後はそういう形も少しずつ増えていくかもしれない。松本主将はそうしたランナーの受け皿としての役目も自覚していた。

「普通の東大の入試と比べると、分野によっては大学院の方が入りやすい。白髪くんのようなことが、東大でもできる環境があります。東大の大学院に入ることは1つの価値だと思うけど、それで箱根の予選会を走れるというのもまた1つの価値。だから僕らが出場する意義というのは大きいのかなと思います」

 そう話して、松本主将はチームメートやOBたちのところへ戻っていった。

「参加する人は渋谷に6時集合でお願いします!」

 東大の院生チームの乾杯は、缶ビールではなく、居酒屋で。大学院生たちの箱根駅伝。予選会のもうひとつの風景である。

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