All in the Next ChapterBACK NUMBER
サニブラウン、山縣亮太、桐生祥秀。
スプリンターに共通の“自動化”とは。
text by

田中大貴Daiki Tanaka
photograph byNanae Suzuki
posted2019/07/03 11:30

日本選手権ではサニブラウンが2年ぶりに100m、200mの二冠を達成した。
2/2 ページ目
この記事を1ページ目から読む
練習と試合で同じパフォーマンス。
これまでスポーツ界では練習しながら試合に向けてピークを作っていくという考え方が主流でしたが、この「自動化」は練習でも試合でも同じパフォーマンスが出せる状況を常に作っておくという考え方です。
「練習」への考え方は、時代とともに大きく変わりました。もはや「今日は徹底的に体をいじめる練習だ!」という指導者の声も、徐々に聞かれなくなっています。
9秒台を練習から当たり前に出せるようになった「自動化」ランナーこそが、五輪のファイナリストになれるのかもしれません。
