開花が楽しみな19歳の三森。

　個人的に「新井塾」で開花が楽しみなのが、まだ2年目19歳の三森大貴だ。青森山田高校から入団の左打ち内野手。身長184cmの大型選手だが、二塁が守れるのが特徴だ。

　三森は「タイミングの取り方」をこの秋キャンプのあいだに指導されたという。

「僕は始動を早くしたいと思って、最初から待つイメージでやっていました。ただ、そのやり方だとボールに対して衝突していくので、ハマった時は強い打球が行くけど崩されると脆いと言われました。もっとゆっくりでいいんだ、と。

　僕もイメージはしていたけど、それでいいのかなとずっと迷っていました。でも自分のやりたい打撃でいいんだと思い、今はそれに取り組んでいます。11月終わりからは台湾のウインターリーグに参加するので、実戦の中で試してきます」

　新井コーチはダイヤの原石たちをどのように磨いていくのか。

　超一流を育てる。若手の覚醒を。

　その言葉を聞いた時から、もう楽しみで仕方がない。