球道雑記BACK NUMBER
妻の献身とフォーム改造の試練……。
ロッテ大嶺祐太、絶望からの先発復権。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byKyodo News
posted2018/01/31 17:30
2018年は「先発一本でいきたい」と宣言した大嶺。涌井秀章の残留が決まったことで、先発ローテ争いはますます激しくなっている。
今年こそ、先発で首脳陣の信頼を勝ち取ってやる!
「だからというわけではありませんが、今年は先発で勝負したい。(頭数が多くて)厳しい道なのは分かっていますけど今年は先発でいきたいんです」
そう話す大嶺の目から強い意思を感じた。
このオフは秋季キャンプが終了した翌日からすぐに走り込みを行うなど下半身を徹底的に鍛え上げた。体重は一時90キロまで増えたが、キャンプインに合わせて85キロまで落とすなど工夫も凝らし、よりパワーもつけてきた印象だ。
昨年は、あと一歩で勝ち取れなかった首脳陣の信頼を、今年こそ取り戻すことが出来るか――生まれ故郷の石垣島春季キャンプで、大嶺祐太は初日から全力でスパートをかける構えだ。