「セナのヘルメットは特別。テーブルの真ん中に……」

　ハミルトンにとっても、セナは子どものころのヒーローだっただけではなく、いまもなお尊敬するドライバーなのだ。この日、ハミルトンはプレゼントされたセナのヘルメットを持ち歩き続けた。

　その後、手渡されたヘルメットはレプリカだったことが判明したが、本物のヘルメットはセナの家族から後日、贈られるという。ハミルトンは、そのヘルメットが届く日を待ちわびている。

「僕はモナコに住んでいて、すでにたくさんのトロフィーをもらっているので、そんなに物を置くスペースが家の中にはないんだけど、セナのヘルメットは特別。なんとかして、スペースを作る。テーブルの真ん中に置くっていうのもいいね。だって、いつも最初に目にすることができるから」