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アロンソのホンダ批判は正当なのか。
マクラーレンの車体も問題が山積。
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byAFLO
posted2017/03/24 08:00
バルセロナでの合同テスト中、同僚と話し合うホンダの長谷川総責任者(右)。開幕に向けて厳しい状況を打開できるか。
全ての関係者が、選択に後悔していない。
にもかかわらず、アロンソはホンダに対して、「こんな風になるんだったら、去年のエンジンのままでよかった」と言ったという。
それでも、長谷川総責任者に迷いはない。「大きく変える選択を行ったことに対して、後悔は1ミリもありません。それは私だけでなく、技術者のだれもそのことに対する疑問は持っていません。ただ、準備する時間が足りなかった。でも、メルボルンまでまだ少し時間があるので、オーストラリア行きの飛行機に乗るその瞬間まで、マクラーレンと共に休むことなく取り組み続けます」
3月24日に始まる開幕戦オーストラリアGP。ホンダに厳しい戦いが待っていることは間違いない。しかし、戦いは11月末まで続く。あきらめるのは、まだ早い。