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上原浩治は淡々、川崎宗則は饒舌。
世界一を目指す異色のチームメイト。 

text by

ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2017/02/28 08:00

上原浩治は淡々、川崎宗則は饒舌。世界一を目指す異色のチームメイト。<Number Web> photograph by AFLO

108年ぶりのカブス世界一の瞬間に立ち会った川崎。今季は上原とともに連覇に挑戦する。

「僕が野球するのに大きな決断はなく、気まぐれです」

「僕が野球するのに大きな決断はない。例年のごとく気まぐれです。去年、終わった時点ではアメリカにはもう絶対に来ないと思ってたけど、また気が変わってしまった。(気持ちは)グラグラしてたけど、毎年のことです。周囲の意見はいろいろありましたけど、それが気になっとったらもう野球辞める時だからね」

 大リーグ昇格までの道のりが厳しかろうが、何だろうが関係ない。彼もまた、上原同様、自分の考えや意志をどこまでも通して「我(が)を張っている」のだから。

「頑張る」はプロ野球選手の魂そのもの。上原浩治と川崎宗則の2人は、プロ野球選手の使命である「勝つこと」。ワールドシリーズ連覇を目標に「頑張っている」のではないかと思う。

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