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F1日本GPでの見どころ一挙紹介!
メルセデス頂上対決とホンダの正念場。
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2016/10/06 11:00
前戦マレーシアGPでの予選風景。左からロズベルグ、ハミルトン、フェルスタッペン。2年前の鈴鹿では、ハミルトンが優勝、ロズベルグが2位だった。
アロンソ、バトン、ホンダにとっての聖地。
鈴鹿が特別なのは、ホンダのパワーユニットを奏でる2人のドライバーも十分認識している。
「鈴鹿はドライバーにとって特別な場所だが、ホンダのパワーユニットで走る僕とジェンソンにとっては、さらに特別なサーキットだ。愛する日本のファン、一緒に仕事をしているホンダのスタッフのためにも、全力で臨みたい」とフェルナンド・アロンソが熱く意気込みを語れば、チームメートのジェンソン・バトンも次のように抱負を述べる。
「今年は東京やさくら(栃木にあるホンダの研究所)へ行って、ホンダのスタッフやファンと会ってから鈴鹿へ向かう。期待しているみんなのために、昨年よりも良い成績をプレゼントしたい」
もちろん、ホンダのF1プロジェクトを指揮する長谷川祐介総責任者の思いは、さらに強い。
「鈴鹿はホンダにとってだけなく、個人的に私にとっても非常に特別な場所。鈴鹿には素晴らしい思い出がたくさんあり、モータースポーツを理解し、熱心に応援してくれる多くのファンがいる。そんな皆さんにトップ3チームに続く戦いを披露したい」
鈴鹿の名に恥じない誇りを感じるレースを期待したい。