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香川真司、日本代表合宿で語る。
「誰が点を獲るかというより……」 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

PROFILE

photograph byTakuya Sugiyama

posted2015/09/03 12:25

香川真司、日本代表合宿で語る。「誰が点を獲るかというより……」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。

ブンデスリーガで戦う日本人選手の最新事情が満載の
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!

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 ●今週の目次
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 【1】~ブンデスリーガ第3節:マインツvs.ハノーファー(1)~
      武藤嘉紀「ゴールは自信になるが……まだ2得点しただけなので」

 【2】~ブンデスリーガ第3節:マインツvs.ハノーファー(2)~
      酒井宏樹「ヨッチより自分の方が大変な環境なんで、頑張ります」

 【3】~ブンデスリーガ第3節:ドルトムントvs.ヘルタ・ベルリン(1)~
      香川真司「勝ち続けることで精神的な自信を得られる」。

 【4】~ブンデスリーガ第3節:ドルトムントvs.ヘルタ・ベルリン(2)~
      原口元気「1発でチームを救えなかったことが悔しい」。

 【5】日本代表、カンボジア戦を前にした合宿にて――。
      香川真司「誰が点を獲るかというより、まずはチームが勝つために」。

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 【5】日本代表、カンボジア戦を前にした合宿にて――。
      香川真司「誰が点を獲るかというより、まずはチームが勝つために」。

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 6月の代表戦から取材体制に変更があった。各試合のそれぞれの選手が1日ずつ取材に応じることになった。以前は、選手が応じる限り、いつでも取材をする機会があった。そのため、香川が取材に応じる日にはこれまでに以上に、日本代表の10番を背負う彼のもとに記者が殺到する。この日も、香川は多くの記者に囲まれていた。それでも、堂々と香川は取材に答えていた。

「先制点を獲れるようにチームとして意識」

――現在はクラブで好調を維持しておりますが、この流れを代表でも引き継げそうですか?

「クラブと代表とはサッカーが全然違うと思っていますし、代表ではまた違った意味で難しい戦いになると思います。なので、本当に切り替えて次の試合に向けて良い準備をしていきたいと思います」

――カンボジア戦ではゴールが必要となってくると思いますが?

「そうですね。シンガポール戦のように前半にチャンスがあった中で、決めきれないと流れが、そういう(格下の相手に勇気を与えてしまう)雰囲気になっていくと思うので。(カンボジア戦でも決定機を逃し続けると)そういう試合になると思うので、先制点を獲れるようにチームとして意識してきたいです」

――監督からの要求にどのように答えていきたいですか?

「やっぱり、監督からはゴール前に関わる(プレーのパスの)出し手のような動きを要求されるし、(パスの)受け手としても要求されるので。そういうところはやはり、期待に応えられるようにどんどんゴール前に飛び出していきたいなとは思います。ただ、前線には素晴らしい選手がいるので、そういう選手と上手く連携して、誰が点を獲るかというよりは、まずはチームが勝つためにやれればいいなと思います」

【次ページ】 良い意味でリラックスしている香川。

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