野球クロスロードBACK NUMBER
番長・三浦大輔、昂ぶりと冷静の間。
23年連続勝利はDeNA優勝の序章か。
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2015/05/12 10:30
昨年からDeNAで投手兼任コーチも務める三浦大輔。しかし、まだまだ現役投手として、エースとしての座を譲るつもりはない。
番長の1勝目は、優勝へのスタートになるか。
昨季はCS争いが激化する最中に鮮やかな復活を遂げ、今季は首位争いというシビれる展開で一軍に復帰し、チームに勝利をもたらした。
やはり、ハマの番長はDeNAにとって頼れる存在であり、必要不可欠な戦力なのだ。
三浦の初登板の試合前、ロッカーでは「三浦さんを勝たせよう!」と、チームは結束を固めて試合に臨んだという。
目下首位。これからのベンチの合言葉は、「優勝するために勝とう!」となり、快進撃のムードもますます高まっていくだろう。
優勝のターニングポイントは番長の1勝目だった――。
今それを語るのは無粋なのかもしれない。だが、三浦がもたらした勝利が、DeNAにとって大きな意味を持つ1勝だったことだけは間違いない。