女三代フルマラソンに挑むBACK NUMBER
大阪マラソンの成功祈願はお墓参り。
ほのぼのランのはずが、あわや遭難!?
text by
中島彩Aya Nakajima
photograph byAya Nakajima
posted2014/10/17 10:50
お墓参りまでの道のりに自信満々だった2人だが……。走りながらの道案内は簡単ではない、ということか。
~前回までのあらすじ~
来る10月26日(日)に開かれる大阪マラソンに出場することになった27歳の私、55歳の母、79歳の祖母。
フルマラソンはもちろん、100kmマラソンや24時間マラソンにも出場したドMランナーの私、去年の大阪マラソンを制限時間ギリギリながら完走したことを自慢する母、「私も完走できる!」と自信満々ながらフルマラソンの距離が42.195kmだということすら知らなかった祖母。
ランニングを始めて2カ月半、最初は3kmしか走れなかった祖母も、歩きを混ぜると13km程まで距離をのばせるようになりました!中之島公園や大阪城公園など、大阪マラソンでも通る名所で、街の人にもエールを受けながら練習に励む日々!
9月中旬には、皇居で行われた10kmマラソンを無事、完走。初めての大会参加で、確実に自信がつきました。そして、9月末には、ハーフマラソンに挑戦。なんとか21km強の距離は完走したものの、制限時間内に関門を通過できないという課題ができてしまいました。
3人は、夢のフルマラソンを完走できるのでしょうか!?
本番前の練習は、お墓参り?
目標の大阪マラソンまで2週間を切った私たちが、仕上げに選んだのは、12kmの距離を1km8分30秒で走り続けるという練習。
フルマラソン前の2週間は、身体を休めるためにあまり走れません。最後に調整も含めて、長めの距離を走ろう、というわけです。
せっかく長い距離を走るのですから、どこかのコースを周回するのはつまらない、と思っていた私。そこで祖母に相談すると「家から10kmちょっとの場所でいいとこあるで!」と言い出しました。
「どこどこ?」と聞くと「お墓参り行こ!」と言い出しました。