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初球がストライクなら、打ち取れる。
松井裕樹の初登板で見えた「課題」。  

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2014/04/03 13:10

初球がストライクなら、打ち取れる。松井裕樹の初登板で見えた「課題」。 <Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

昨年のドラフトで5球団から1位指名を受けた松井裕樹のプロ初登板。オープン戦では好調を維持していたが、プロの洗礼を浴びた形になった。

「待球作戦」を逆手に取るファースト・ストライクを。

 これだけ結果がハッキリと色分けされているとは想像もしなかったが、第2戦以降、松井の「初球」がストライクかどうか、それがひとつのポイントになる。

 勝利したオリックスはオープン戦で松井に抑え込まれていただけに、かなり作戦を練ったようで、その回答が「待球作戦」だった。

 6回に三塁打を打って勝ちを引き寄せた安達了一が、

「(松井は)後半疲れていて、球が抜けていた」

 と話すように、この作戦が功を奏した。

 おそらく、他の球団もこれにならって待球作戦を取るだろう。そうなると、松井がファースト・ストライクを投げられるかどうかがますます焦点になってくる。

 発想を変えれば、1球目は「見てくれる」からだ。

 そこでストライクを投げ込めれば、3回から4回にかけてストライクを先行させ、6人連続でアウトに打ち取ったようなリズムのいい投球が出来る。

 いまから、第2戦のファースト・ストライクの割合が、気になる……。

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